こんにちは、のじま(@nojima_ttt)です。今回はECサイト制作のノーコードツールBASE(ベイス) のレビューです。
BASEは、コーディング無しでもECサイト(ネットショップ)制作ができるノーコードツールです。
オンラインに自分のお店を出して販売するとき、お店専用のサイトは主に「ネットショップ」と呼ばれています。
ネットショップをゼロから制作する場合、ドメインをとり、レンタルサーバーに契約して、サイト制作会社へ依頼をかける手間と費用がかかります。
一方で「BASE(ベイス)」を使うと、メールアドレスだけで簡単かつ無料でネットショップが開けます。
昔はネットショップを開設するのにもシステム構築のためにも莫大な時間とコストが必要でしたが、BASEを利用すると無料ですぐにネットショップが開設できます。
ネットショップ初心者の方にとってBASEは、使って損がないサービスです。
- 無料でネットショップが開ける
- 必要なのはメールアドレスだけ
- 商品の出品数制限なしで好きなだけ売れる
- 販売時に引かれる手数料は売上額の6.6%+40円
BASEは年会費や登録料など無しでネットショップが開ける代わりに、売り上げが出たときに売上額から手数料が引かれるというサービスです。
この記事では、BASEがどんなサービスなのか、メリットとデメリットに分けて解説します。
記事の最後には登録方法を流れで解説しているので、初めてネットショップを作ろうとしている方は参考にしてみてください。
BASEのメリットとは?特徴を解説
まずはBASE
結論、BASEは無料で利用できるサービスなので、メリットが大きいです。
- 初心者でもお試しで使いやすい
- 本格的になっても有料サービスが安い
それぞれ解説します。
BASEのメリット①:初心者でもお試しで使いやすい
BASEはアカウント作成から商品の登録、サイトの所有まで全て無料です。
お金がかかるタイミングは、売上が上がったときに売上金から「6.6%+40円」の手数料を引かれるのみ。
つまり、商品が売れるまではサイト運営にお金がかかることがありません。
「まだ商品が売れるかわからない」
「本格的にネット販売を続けるかわからない」
「売上が出るかはわからないけど商品を販売してみたい」
このような人にとっても、お試しとして利用しやすいのがBASEのメリットです。
BASEのメリット②:本格的になっても有料サービスが安い
BASEは無料で利用できますが、売上が大きくなってくると、手数料が気になり始めるはずです。
例えば、1万円の商品が売れた場合、手数料が6.6%の660円+40円となり、700円が引かれた金額が実質の売上金となります。
売上が大きい本格的なショップなら、有料サービス「グロースプラン」を使う方が安くなることがあります。
グロースプランでは、月額5,980円がかかる代わりに、手数料は2.9%と業界最安値です。
これからショップを大きくしていくことを視野に入れている人でも、BASEは長い目で見て使い続けやすいサービスと言えます。
BASEのデメリットとは?特徴を解説
BASEは無料サービスとはいえ、利用をしていく上でデメリットを感じる点もあります。
- 単体では集客ができない
- 売上金から手数料が引かれる
それぞれについて、解説します。
BASEのデメリット①:単体では集客ができない
BASEは自分のURLにショップを持つ形式上、単体で集客をする力はありません。
BASEのアプリを使う人には検索機能から見つけ出してもらうことができますが、Google検索やSNSからの流入をするためには、各自で対策をする必要があります。
そこでBASEでは、ブログの投稿ができるサービス「Blog App」を提供しています。
WordPressなど外部のブログ機能を利用する必要がないので、手間と費用がかかりません。
検索流入を狙うためには、ブログ記事の投稿やSNS発信は必要不可欠な時代です。
BASEでは、単体で集客ができないという弱点についてもしっかりと対策されています。
BASEのデメリット②:売上金から手数料が引かれる
BASEは利用こそ無料ですが、いざ商品が売れた場合、売上金から「6.6%+40円」の手数料を引かれます。
売れるまでは完全に無料で利用できるBASEですが、売上が出ると手数料が引かれるため、店頭で現金販売をするときとは違う点はデメリットです。
とはいえ、無料でネットショップを制作できる他のサービスと比べると、価格設定は低いです。
例えば、BASE同様で登録商品数が無制限のサービスとして「minne」も人気ですが、販売できるのが手作りのものだけという制限や、手数料が10.56%と高めに設定されています。
BASEは出品できる商品数が無制限で、どんなショップにも対応できることや、手数料が6%+40円という点で、類似サービスと比べても無料で快適に使いやすいです。
BASEの始め方・契約方法を流れで解説!
BASEでネットショップを開設するために必要なものは、メールアドレスだけです。
あとは、パスワードとショップのURLを作成するだけで簡単に完了します。
ネットショップ作成までのステップは下記の通りです。
- メールアドレスを登録してアカウント作成
- 登録メールアドレスで認証する
- 運営に関する設定をする
- 決済方法を決める
- ショップのデザインを決める
- 商品登録をする
流れに沿って解説します。
まずはBASEの公式ページから、アカウント登録をします。
- メールアドレス:利用できるメールアドレス
- パスワード:BASEで利用するパスワード
- ショップURL:サイトのURL
ショップのURLは後から変更できないので、よく考えてくださいね。
お店やブランドの名前を入れるのがおすすめです。
BASEを無料で使うためには、提供されるショップURL(ドメイン)11種類の中から選び、上記で自分の考えた文字列と組み合わせます。
- thebase.in
- base.ec
- c2ec.com
- theshop.jp
- kawaiishop.jp
- buyshop.jp
- saleshop.jp …セレクトショップ
- shopselect.net …セレクトショップ
- official.ec …オフィシャルショップ
- fashionstore.jp …ファッションショップ
- handcrafted.jp …ハンドクラフトショップ
上記の11種類のURLと、自分の考えた文字列が組み合わさったものが、ショップのURLになります。
例えば一番上の「thebase.in」を選んだ場合、下記のようになります。
『https://お好きな文字例+.thebase.in』
「お好きな文字列」部分には、ショップの名前やブランドの名前などを入れるのが一般的です。
セレクトショップやハンドクラフトショップ用のURLもあるので、好みで選んでみてください。
選んだら、「無料でネットショップを開く」ボタンをクリックして進みます。
反社会的勢力ではないことを表明する誓約書が出てくるので、問題なければチェックを入れて同意しましょう。
ステップ①で登録したメールアドレス宛てにメールが届きます。
メールアドレスに届いたURLをクリックすると、本登録が完了します。
次の手順が説明されるので、そのままログインをして進みましょう。
自動的に運営に関する設定へと進みます。
法律上、オンライン販売をする際には一定の情報設定が義務付けられているため、商品販売前に必須のステップです。
画面右上にあるお店のアイコンをクリックし「ショップ設定」へと進み、「運営に関する情報」部分の質問事項に答えていきます。
入力が必要な事項は下記の通りです。
・個人か法人か選択
・ショップ運営者の名前
・事業所の住所
・事業者の電話番号
・営業時間や定休日
・販売価格の表記
・代金の支払い方法と時期
・商品あるいはサービスの引き渡し時期
・返品についての特約
すでに記載されている部分については、変更したい場合に手を付けて修正しましょう。
次に決済方法を決めていきます。
・クレジットカード
・銀行振込
・コンビニ/Pay-easy決済
・キャリア決済
・PayPal決済
・後払い決済
どうしても使いたくないものや、利用していないものだけ外しておけば良いです。
購入者としては、支払い方法が多いほど利用しやすいため、できれば全て使いましょう。
次に、屋号を記入します。
屋号とは、購入者が受け取る支払い証明書に記載されるものです。
「BASE*屋号」と表記され、入力しない場合には「BASE」とだけ表記されます。
その他必須入力事項も入力します。
ショップのデザインを決めていきます。
先に下記⑥の商品登録から始めても問題ありません。
ホーム画面にあるアイコン「デザイン」から、設定できる項目を自由に変更していきましょう。
・背景
・ロゴ
・ナビゲーション
上記などを変更するだけで、サイトの雰囲気がガラッと変わります。
すでに製作したロゴをアップロードするほかに、BASEに備わったロゴ作成機能を活用することもできます。
ぜひ、ブランドのイメージにあった素敵なデザインのサイトを作り上げてみてください。
それでは、販売したい商品を登録していきましょう。
ホーム画面の「商品管理」から「商品を登録する」ボタンをクリックして進みます。
商品名や商品の画像、価格などを設定し、公開します。
「登録する」ボタンを押せば、完了です。
どのように表示されているか、一度自分でアクセスしてみてみましょう。
BASEとは?無料で使えるネットショップサービス!
BASEは商品が売れるまで無料で使い続けることができるネットショップサービスです。
メールアドレスだけで簡単にショップが開けるので、これから本格的にネットショップを広げていきたい人も、まだ本格始動しようか悩んでいる人も、気軽に試すことができます。
使い心地を確認すると、無料で使えることに驚くはず。
ショップをひとつ持っていて、損はないサービスです。